霞を喰らう

ようやく寒さが終わり大気中に植物の生殖が飛散する季節が近づいてきた。

職場での僕よろしく本当は趣味の場とする場であったこのブログも書き連ねられることなく捨て置かれた空しき残滓となりかけていた。

このところの僕はというと毎日転職のことばかり考えている。Twitterに繁殖している社畜アカウント方のブログを読み漁り、以前から押し寄せる不満とともに将来が火にくべられる様しか見えなくなったからだ。 今の仕事に関しては内容にさしたる不満はないものの干からびて死ぬことがない程度の扱いしかされず浮上の目がまるでないその一点が最大にして最高の不満点であり、たとえようもなく致命的だった。ともかく相対的な状況が分からないとここが緩やかな死に向かう牢屋なのかすでに火の上に吊るされた檻なのか判断できないそんな焦燥感が転職エージェントのもとへ電話をかけさせるのだった。

今の仕事に何らかの不満がある人は何かしらアクションを起こすのが得策だと思う。

人によってそれは待遇改善であったり、職場の人間関係であったり実に様々ではあるが。少しでも多くの人の人生が死に向かう前に地獄から脱獄してほしいと願うばかりであり、僕もその一人になりたい。